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- 歯科コラム
- 2026/01/15
- 根管治療について その2
根管治療はどのように進むのか
― 治療の流れと当院での取り組み ―
前回のコラムでは、根管治療が歯を残すために重要な治療であることをお伝えしました。
今回は、「実際にどのような流れで治療が進むのか」「治療方法によって何が違うのか」について、できるだけわかりやすくご説明します。
根管治療の基本的な流れ
根管治療では、まずレントゲンや必要に応じてCT撮影を行い、歯の根の形や感染の範囲を確認します。その後、麻酔を行い、むし歯や古い詰め物を除去し、根管内の感染した組織を取り除いていきます。
根管は非常に細く複雑な構造をしているため、洗浄と消毒を繰り返しながら、段階的に治療を進めていくことが一般的です。
治療中の痛みと安全への配慮
根管治療は「痛い治療」という印象を持たれがちですが、治療中は局所麻酔を行うため、強い痛みを感じることは多くありません。
また、治療の安全性と精度を高めるために、当院では保険診療・自費診療いずれの場合でもラバーダムを使用しています。ラバーダムにより、唾液や細菌が治療部位に入り込むのを防ぎ、清潔な環境で処置を行いやすくなります。
保険診療と自費根管治療の違いについて
根管治療には、保険診療と自費診療の選択肢があります。
当院(藤浪歯科)では、どちらの治療でも基本的な感染対策を大切にしていますが、使用できる設備や確保できる診療時間に違いがあります。
保険診療では、ラバーダムを使用しつつ、1回あたり約30分の診療時間枠の中で治療を行います。限られた時間の中で、段階的に処置を進めていく形になります。
一方、自費根管治療では、CTによる立体的な診断、マイクロスコープによる拡大視野下での治療、柔軟性の高いNiTiファイルの使用など、より詳細な確認や精密な処置が可能になります。また、1回あたり約1時間の診療時間を確保し、バイオセラミックシーラーと呼ばれる材料を用いて根管充填を行っています。
これらは、複雑な根管形態への対応や、治療の再現性を高めることを目的とした取り組みです。
なぜ治療回数に差が出ることがあるのか
根管の形や感染の程度は人によって異なります。そのため、治療方法や診療時間の違いにより、通院回数や治療の進み方が変わることがあります。
いずれの場合も、歯の状態を見ながら慎重に進めることが、歯を長く使うためには重要です。
まとめ
根管治療は、見えない部分を扱う繊細な治療です。当院では、保険診療・自費診療のいずれにおいても、感染対策を重視し、できる限り丁寧な治療を心がけています。
治療方法の選択は、歯の状態や患者さんの考え方によって異なります。疑問や不安があれば、遠慮なくご相談いただき、納得したうえで治療を進めることが大切です。
当院での治療例のページを参考にしてください
院長 藤浪陽三
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