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歯科コラム
2022/01/06
誤嚥防止に舌圧を上げましょう

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

 

今年も残念ながら、お正月にお餅をのどに詰まらせてしまったニュースが出ました。

食べ物を小さくするなどの工夫も必要ですが、誤嚥防止の対策も重要です。


そこで、先日テレビで見た情報を紹介したいと思います。

"もも裏伸ばし"をした直後に飲み込み力の目安になる「舌圧」を測定したところ、もも裏を伸ばす前と後で比較して10人中9人の「舌圧」が上がった事実をNHKの「ガッテン」で放送していました。

もも裏の筋肉を伸ばすとそこにつながっている骨盤が前傾します。

すると様々な骨と筋肉が連動して舌骨につながっている“甲状舌骨筋”とよばれる筋肉がゆるみます。

甲状舌骨筋は、舌骨を下方に引く作用を持つため、舌が活発に活動できる状態になり「舌圧」が上がったと考えられるそうです。

詳しくは、食べる喜びを取り戻す!謎の3分ストレッチ - NHK ガッテン!をご覧ください。


普段は甲状舌骨筋が喉頭蓋(こうとうがい)を閉じて食塊が気道に入るのを防いでいますが、喉頭蓋が閉まるタイミングがずれたり、閉まりきらなかったりして誤嚥が起こります。

つまり「舌圧」が誤嚥防止に重要な役割を果たしているということですね。




もも裏伸ばしなら少しの時間で簡単にできます。ストレッチがてら実践してみてください。

また、当院では専用の機械を使った「舌圧検査」をおこない、舌圧を測定することができます。

自分の舌圧の数値は正常かどうか?気になる方はぜひお声がけください。


         DH柳原    

 


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