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歯科コラム
2024/03/18
親知らずの抜歯

はーい、こんにちは。歯科医師の品川です。

親知らず(前から8番目の歯)に関して、抜いた方が良い場合と抜かなくても大丈夫な場合があるのをご存知でしょうか。


抜いた方が良い場合は

⑴親知らずがむし歯などでボロボロになっている場合

→親知らずは1番奥にある歯などで中々歯磨きが難しくむし歯になりやすいです。この様な場合は抜歯をお勧めします。

⑵親知らずが斜めや横向きに生えている場合

→親知らずが斜めなどに生えていると、7番目との間に汚れが溜まりやすく7番目の歯がむし歯になったり、歯茎に炎症(智歯周囲炎)を起こしたりして痛みや腫れを伴う事があります。この様な場合は抜歯をお勧めします。

⑶噛み合う反対側の親知らずが無い場合

→稀に親知らずが上や下だけといった片側だけ生えている方がいらっしゃいます。片側しか生えていない場合、親知らずは空いているスペースに伸びてきて歯茎を噛んだりします。この様な場合も抜歯を検討しても良いと思います。

 

抜かなくても大丈夫な場合は

⑴上下ともに綺麗に真っ直ぐ生えており噛み合っている場合

→綺麗に真っ直ぐ生えておりむし歯などない場合は抜かなくても良いです。また親知らず以外の奥歯が何かしらが原因で抜く必要になった場合、その場所に親知らずを移植できる可能性があります。

⑵深く完全に埋まっている場合

→深く埋まっており、先述した様な智歯周囲炎などの症状もなければ抜かなくても良いと思います。

 

ご自身の親知らずがどのようになっているか気になる方や、むし歯や痛みがある場合は一度ご相談ください。


品川

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