体を動かすことと歯の咬み合わせとは非常に密接な
関係があるといわれています。
咬み合わせを治したことでまっすぐ歩けなかったのが
歩けるようになった、肩こりが解消された、
という話すらあるほどです。
スポーツとの関係はどうでしょうか。スポーツの種類にも
よりますが、瞬発的に力をださなければならない
スポーツでは重要になるようです。
たとえば短距離走で全力疾走するとき、歯をくいしばって
手を大きく振って走ろうとしませんか?
野球やサッカーのプロスポーツ選手を思い出してください。
毎日の練習のすえ、顎が発達し筋骨隆々としていますよね?
野球の王貞治選手は激しい練習を続け、奥歯が数本割れたそうです。
また、くいしばりにより歯は欠けたりすり減ったりもします。
(瞬間のかみしめる力はいつもの6倍にもなるといわれています)
そのような症状を防ぐために、スポーツスプリントというものが存在します。
これはボクサーが口に入れているマウスピースのようなもので、
歯を守るのはもちろん、スポーツ中の転倒などによる舌をかむなどの
口のけがの防止にも役立ちます。
かみしめることでいわゆる「りきむ」状態になりうまくいかない場合、
スポーツスプリントを装着すれば咬み合わせが安定し自然と力が抜けるかもしれません。
(私も剣道をしていた時はできるだけ力を抜きなさいと教わりました。
しかしうまくできずあまり上達しませんでした。
当時からスポーツスプリントを装着していればもうちょっとうまくなっていたかも?)
野球でホームランを打った選手がニッと笑って歯が汚い状態だと
かっこわるいですもんね。
口は体の入り口といわれています。体の健康はお口から。
お口の環境をきれいに保ちましょう!
最後になりましたが、私はこの9月で藤浪歯科医院での研修をおえます。
とてもよくしていただいて、本当に勉強になり楽しく仕事ができました。
院長先生をはじめすべてのスタッフと患者さまに感謝。
「ありがとうございました」
〈 中野 純嗣 〉