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2010/01/27
口腔領域の外傷 開業医に役立つテクニック

大阪大学歯学部同窓会主催 口腔領域の外傷 開業医に役立つテクニック

 日時 平成22年1月23日() 14301800

 講師 大阪大学大学院歯学研究科顎口腔病因病態制御学講座 
助教(口腔外科学第二教室)太田
嘉幸先生

 上記の講習会に参加してきました。

前歯は転倒などで、顔面を打った時にダメージが加わりやすい場所です。

強い力が歯に加わると、折れたり、ときには脱落したりすることが
あります。
事故で歯が抜けてしまった場合、どうなるのでしょうか?

皆さんご存知かもしれませんが、事故等で歯が脱落した場合、再植という
治療方法があります。脱落した歯を、元の位置に戻し、
ワイヤーと接着材で隣の歯と固定する治療法です。

歯を支えている骨が折れていたり、歯の折れている場所によって
再植できない場合や、予後の悪い場合がありますが、まず抜けた歯を
持って歯科医院に受診されることが重要です。
しかし顔面を打った場合、頭部、頚部にダメージを受ける場合が
ありますので、まずそちらの方が大丈夫なことを確認してくださいね。

では、どのようにして抜けた歯を歯科医院まで持ってくればいいか
というと、
お家にある冷たい牛乳の中に入れて持って来てください。
牛乳がなければ、お口の中の頬っぺた側
(飲み込まない様に)に歯を
入れて下さい。

歯の根には歯根膜細胞というものがあり、その細胞が再植の成否を
にぎっています。歯根膜細胞は乾燥状態では死滅してしまいます。
そのため、歯根膜細胞にとってよい環境が、牛乳や、
お口の中というわけです。

また歯根膜細胞は、時間がたつと傷んでしまいます。歯が抜けた後、
時間が経つ程、再植の成功率は下がります。歯が脱落後、
30分以内に歯科受診されるのがベストですが、
できれば2時間以内がいいです。
歯を支えている骨が折れていない場合、2週間程の固定が必要です、
また再植後、1週間程で、根の中の治療が必要です。

事故にあわないことが一番大事ですが、もし事故で歯が抜けてしまった
場合上記の様に抜けた歯を持って、歯科医院を受診してくださいね。

   *・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜《川本 雅史》

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