磁石式の入れ歯をご存知ですか?
普通の入れ歯は、残っている歯がある場合、
その歯に留め金をかけて、安定させます。
磁石式の入れ歯は、留め金の代わりに、
磁石を用いて入れ歯を安定させます。
歯の根っこに磁性金属(キーパー)をとりつけ、
入れ歯には小型磁石を埋め込み、
この二つの吸引力で入れ歯を吸着させます。
この入れ歯のいいところは...
1 装着、取り外しがシンプル
複雑な留め金や、仕掛けがないため、簡単に装着、
取り外しができます。
2 見た目がよくなる
外側から見えてしまう留め金がないため、見た目が
すっきり自然です。
3 ぴったり固定
小さくても強力な磁石のため、ぴったりと吸着します。
4 歯に優しい
留め金にくらべ、横からの力を逃がすと言われており、
土台となる歯への負担が少なくなる場合があります。
磁石は体に影響がでない様に、入れ歯を装着している状態で、磁気が外にもれない様に
しています。ただし、MRI検査をする場合、磁石が問題になりますので、
その場合はご相談ください。
歯の根っこが残ってない場合は、インプラント(人工歯根)を植えてから、その上に磁石をくっつけることができます。
下顎の総入れ歯で悩んでおられる方には、インプラントと磁石を併用した入れ歯で良好な
安定が得られる場合がありますので、お勧めです。
磁石式の入れ歯について興味のある方は、お気軽にご質問ください
川本 雅史