日時:10月24日(日)
AM10:00〜PM4:30
場所:鶴見大学歯学部
講師:下記の4人の先生方が演者として
講義をされました。
1・小児期の顎関節症への臨床的対応
小野芳明先生(東京医科歯科大学大学院小児歯科学分野 講師)
2・精神科医からみた顎関節症
宮地英雄先生(北里大学東病院精神神経科 講師)
3・顎関節症の診察・検査および症例からみる補綴歯科治療のポイント
鱒見進一先生(九州歯科大学顎口腔欠損再構築学分野 教授)
4・開口障害の鑑別診断と治療のアップデート
井上農夫男 先生(北海道大学大学院歯学研究科高齢者歯科学教室 教授)
4名の講師のお話しは、全て歯科臨床の講義でしたが、最も興味深かったのは、
精神科の宮地先生で、患者学の『活用』という話しでした。
その要旨を列記させて頂きます。
1.「患者に共感する事」と一般的に言われるが、全面的に共感するのではなく、
部分的な 共感が必要である。
2.インフォームド・コンセントは大切であるが、患者さんの理解度を把握した上での
説明・同意が必要である。
3.患者さんには、治療に対する協力を当初から要請する必要がある。
患者さんの過度な「寄りかかり」を防止する。
《藤浪 庸介》