今年を振り返るのはまだ早い気がしますが、ちょっと振り返ってみると
3月11日に発生した東日本大震災、和歌山での台風による土砂災害、
最近ではタイでの記録的な洪水など、忘れることのできない自然の猛威、
水による災害が多く発生しています。
特に東日本大震災では今でも原発に関してはまだまだ安心できない状況が続いております。この一年で、テレビのニュースでは放射線関連のニュースが多く報道され、
また今までなじみのなかったSv(シーベルト)やBq(ベクレル)などの
放射線に関する単位が広く知れ渡ることになりました。
放射線は歯科の世界ではなくてはならない存在です。
特に外から見ただけでは見えないものを診断する一般的にレントゲンと言われるモノは、放射線を使用しています。
我々歯科医にとって診断する上で放射線という存在はなくてはならないものであリます。よく考えてみれば、放射線を浴びすぎると癌になる確率が増え、
一方で癌の治療に放射線が使用されていたりと、不思議な感じがしますね。
大学の放射線科で勉強し、このような疑問をひとつづつ減らしていけるように努力しています。
この経験から歯科診療で使う放射線について、患者様に納得して安心していただける説明ができたらなと思っております。
≪富田世紀≫