歯の数がもともと少ないという状況を歯の先天性欠如といいます。
乳歯の先天性欠如の発現状況は1〜3%ほどです。
乳歯の先天性欠如の原因は、はっきりとは分かっていませんが、
歯の退化、遺伝、全身疾患、外傷、栄養不足、薬の副作用などの原因があると言われています。
乳歯の数が足りないと、必ずしも次の永久歯がなくなるというわけではありません。
しかし、乳歯が少ないと永久歯の方も少なくなる確率は上がります。
50%くらいの確率で生えてこないそうです。
乳歯が先天的に欠如していた場合、乳歯のうちは定期検診などで様子をみることが主体となります。
歯の生えかわりはだいたい6〜7才ですが、4才くらいになると乳歯の下の永久歯が育ってきます。
そのころに、レントゲン写真でチェックして生えかわりに対応することが重要となります。
乳歯の先天性欠如は前歯に多くみられます。
歯の数が少ないなと思われたら、気軽に御相談ください。
≪定政 克典≫