私は、今まで3匹の犬を飼いました。
1匹目は『ハル ちゃん』私の次女が小学6年生の時(20年前の2月頃)に、
拾ってきた雑種の女の子でした。10年程で天寿を全うしましたが、
子供達(20歳前半)は、それぞれ下宿先(京都etc)より一時帰宅しペットの死に涙しました。
2匹目は『ウメ ちゃん』という名前で『ハル ちゃん』1匹なら寂しいと、
当院の田中婦長が拾ってきた雑種でした。
昨年5月に天寿を全うするまで18年間 いました。
2匹とも現在宝塚動物霊園で、手厚く祭られております。
『ハル ちゃん』は、頭は良いが、気の強い犬でした。
『ウメ ちゃん』は、強面でしたが、気のいい、頭の弱い犬でした。
実は、私は幼少時近所の犬に噛まれた思い出があり、犬は苦手です。
子供の情操教育のために、飼いはじめたので、『ハル ちゃん』や
『ウメ ちゃん』の世話を家人や婦長に、任せっきりでした。
とりわけ、『ウメちゃん』は長寿だったので、介護生活を余儀なくしました。
婦長の献身的な介護には頭が下がる思いでした。
昨年ふとしたことから、ペットショップで柴犬を購入しました。
以前のワンちゃんと違い、生年月日もわかっているし、
血統書もついているワンちゃんです。
雑種であろうと、血統書付きであろうと、婦長をはじめ子供達も
おそらく同じように『ハル ちゃん』や『ウメ ちゃん』と付き合っていたのだろうと
思います。
今回当家にやってきた犬は、名前は『ラク ちゃん』で、男の子です。
平均的に15年位が寿命といわれているので、私にとって、最後のペットになるのだろうと
思います。
毎日仕事を終え、帰宅すると私を待っていたかのように、犬子屋から出てきます。
ペット犬の楽しさを初めて知りました。
あまり、世話を上手にできませんが、既に還暦を過ぎましたが、
『ラク ちゃん』とともに、人生を豊かに送りたいと思う今日この頃です。
藤浪 庸介
