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2014/07/24
「ユマニチュード」

 

  

  先日NHKで「フランス発祥魔法のような認知症ケア」の放送がありました。

  そのケアの手法は「ユマニチュード」と呼ばれていて、人と接するという意味です。

  脳の海馬はストレスホルモンを減らす作用があるのですが、認知症の方は海馬が

  小さくなるのでストレスが溜まりやすくなり、暴力や拒否になりやすい。

  医療機関で認知症の方が増え、治療が難しくなっていることが多い。

  認知症である前に、まず尊厳をもった人間である。敬意をこめたケアの技法です。

  

  *見つめること、笑顔と共に!

   同じ目の高さで話す事が最も大切! 認知症の方は視野が狭く正面からゆっくり

   笑顔で話しかける。 出来れば鼻先20センチ位まで近づいてお話する。

   横からいきなり顔を出して、びっくりさせない!

  *話かけること

   呼びかけをし、テレビ中継のように頻繁に、そして優しく話す。

   できるだけ前向きな言葉を選ぶ

   車いすを押す時も話かけて、できれば片手で押してもう一方は肩に少し押す感じに

   乗せると押してもらっている事を認識する。

  *触れること

   腕を上げてもらう時、つかんでひっぱり上げるのではなく、下から支える様にする

   とやさしく感じる。 色々な場面でこのように配慮する。

  *立つこと、寝たきりにしない

   立てる人は、歯ブラシや清拭の時も立って行う。

  「ユマニチュード」については昨年から話題になっています。ネットに動画も

   たくさん出ていますので、ぜひ見て下さい。

   

私は往診で伺った時、マスクをはずすかずらして笑顔で接する事を心掛けています。

   認知症に関わらず、ご高齢の方は耳がきこえにくいと想定して、笑顔で近づいて、  
顔も近づけて膝をついてゆっくり話す。

   と、受け入れて下さりやすいと今までの経験から認識していました。

   人間は必ず死んで、この世から消えてしまいますが、最後まで人間でいたいと

   願っています。

                     往診担当DH �蛹エ多佳子

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