4月18日 土曜日 学生時代の友人(滋賀で開業されている大矢克英君)から御招待を頂き、広島県の厳島神社で行われる『桃花祭 御神能』鑑賞に出掛けました。
歯学部に入学したての頃、石橋校舎の芝生の上で能の練習をしていた大矢君を初めて
見かけてから、かれこれ40余年。卒業してからも趣味として能を続けておられました。
早朝、大阪を出発し新幹線、在来線、船を乗り継いでお昼前には宮島に到着しました。
世界遺産だけあって多くの観光客が訪れていましたが、流石に爆買の風景は見当たらず、
皆さん純粋に日本の文化や景色を堪能しておられるようでした。
穴子が名物なので、早速「穴子一本丸まま天婦羅丼」を食べ、満腹になったところで
能舞台となる厳島神社に足を運びました。
大矢くんの出番が予定時刻よりやや遅くなっていたので他演者の能も鑑賞しながら、
府中市から訪れていた同級生の小西君(府中市の歯科医師会の会長職に就かれています)と久し振りにカップ酒(なんと桟敷で販売しているのです)で旧交を温めました。
大矢君は最後の出番で(紅白歌合戦ならオオトリ??)さすがに40年余の芸歴(?)の賜物でしょうか、声の迫力と言い、所作の美しさと言い、門外漢の私にでも素晴しさがわかり、思わず見入ってしまいました。
思いがけない妻との小旅行や、私の学生時代の教官であった竹村金三先生(保存・治療でお世話になりました)、小室歯科で先輩だった財間先生などと再会でき有意義な一日でした。
翌日は、福山で開業されている「かわもと歯科」を訪問させて頂きました。
(院長の川本先生は広島大学をご卒業後、当院で勤務医として仕事を一緒にしていました)
福山駅から車で30分ほどの海辺ある『鞆』という名の町で、たいへんのどかな漁師町です。
映画のロケ地にもなり『崖の上のポニョ』で一躍有名となり、最近では『流星ワゴン』のロケがおこなわれたようで観光客も訪れる町です。
その町で川本先生は地域医療に邁進されておられ、朝の診療開始時には10人位の患者さんが来院されるようなたいへん多忙な診療所でした(患者さんは3時間位なら平気で待ってくださるそうで、羨ましい限りです)
健康に気をつけてますます頑張って頂きたいものです。