私は小学4年生の頃から食事中に顎の下が腫れて痛みが出ることが
時々あり、症状は食事中だけで2〜3日で治まっていたのですが、
今年に入り症状が以前と比べ、長引き頻繁になるようになり
不安になってきました。
そんな時当院の先生に偶然話を聞いていただいていると、
唾石症ではないかということで調べてみるとまさにそうであることが
判明しました。
唾石症とは唾液腺の中や導管の中に石(唾石)ができることによって生じる病気で、ほとんどは顎下腺に生じます。
唾石は砂粒大の小さなものから数cmに及ぶものまでみられます。
食事の際に唾液腺のある顎の下が腫れて痛みがおこり、
しばらくすると徐々に症状が消退するのが特徴です。
小さな唾石は唾液腺の開口部から自然に流出することもあります。
口底部にある唾液の導管内にある唾石は、口の中で切開して唾石のみを摘出
します。唾液腺の中にできたものは、腺体ごと唾石を摘出します。
私の場合は顎下腺導管内唾石で口の中から摘出することができました。
摘出にあたり、全身麻酔をして少し大掛かりになってしまいましたが、
今回原因が判明し、唾石を摘出して長年の悩みがなくなり本当に嬉しく
思います。
今回お世話になった皆様に感謝の気持ちを忘れず、また本日から頑張って
業務に励みたいと思います。