日時:2015年9月6日(日) 10:00〜16:00
講師:日本歯科衛生士会 認定歯科衛生士 金子 信子先生
演題:摂食嚥下訓練を食支援に活かそう
場所:大阪市社会福祉研修・情報センター大会議室
近年、障害者歯科医療や高齢者歯科医療の分野において、口腔ケアや摂食嚥下
リハビリテーションの重要性が注目されています。
その重要性を考える1つとして、誤嚥性肺炎の予防があります。
誤嚥性肺炎は、気管への細菌・汚染物の誤嚥下によって起こります。
肺炎は高齢者の死亡原因第1位にあり、その80%以上が
誤嚥性肺炎であると言われています。誤嚥性肺炎の予防には、
口腔を清潔な状態に保つための口腔ケア、誤嚥の機会を減らすための
摂食嚥下リハビリテーション、抵抗力を付けるための栄養ケアが重要です。
今回の研修は摂食嚥下訓練と食事支援、また嚥下音や嚥下前後の呼吸を聴診して
その時に聴取された音で嚥下状態を評価する頚部聴診に特化した研修でした。
当院の訪問歯科診療でもこれらが必要な患者様が増えてきていて、
さらなる専門知識も必要です。
学んだことを実践し身につけ、今後の診療に役立てていきたいと思います。
中井