昨年も、12月になると今年の干支である申の置物や鏡餅に飾る干し柿作りの話題があちこちで聞かれました。
日本の師走の風物詩で何とはなしに心忙しくなるものです。
私も毎年12月に入ると衛生士から患者様の名簿を渡されます。
手渡された名簿には年間を通じてメンテナンスの為に来院された患者様の名前が書かれています。
私はこの名簿を元に表彰状を作り始めます。
作業は12月から始まり翌年の3月末で終了します。
・・と言っても毛筆で書くわけではありません。パソコンを使って
枠から名前まで書けてしまいます。
今回は藤浪歯科の小さな落款印もつくりました。
パソコンは使っていても、患者様のお名前の文字数と全体のバランスを考えて一枚、一枚丁寧に作ります。
私は診療所で患者様に直接お逢いすることはありませんが、毎年同じ名前を見つけると、患者様も衛生士さんも一年頑張ったのだと嬉しくなってきます。逆に一昨年も、昨年もお名前を書いたのに、今年は見つけられないこともあります。衛生士さんに聞くと、ご病気であったり、ご高齢で通院出来なくなったりと様々な理由があります。
表彰状を作るだけの私ですら淋しいなと感じるのに、ずっとメンテナンスに関わり、患者様と仲良くなった衛生士さんはもっと深く淋しい思いをしていることだろうと思います。