三年前から学生時代のクラブのプチ同窓会で「大和七福八宝巡り」を始めました。
大和の七福神と大和信仰の原点とされる三輪山(大神神社)の八つのお寺と神社を廻ります。最初の神社では立派な掛け軸が頂けます。
(何と!その掛け軸はほんとうに立派なのに無料で授与されます)
その掛け軸に朱印をして廻ります。
前回までに七つを廻って、先日最後の長谷寺に一泊二日で行ってきました。
長谷寺では、前日から参道にある宿に泊まりました(勿論日帰りもOKですが)
6:00 起床(寒い、寒い、超寒いです)
6:30 宿を出発・・長い階段をぼつぼつ登って本堂に到着
経本とひざ掛けはお寺で貸して頂けます
7:00 十人程の僧侶が一斉にお経を始めます(圧巻の光景です)
私達も経本を手に30分程無我の境地でお経を唱えます
たった1時間ですが、なかなか味わうことの出来ない非日常的な体験でした。
お経を終えるとまた長い階段を下って宿に帰ります。(残念ながら宿坊ではないので朝食の用意はありません)
宿に帰る途中で思わぬ光景に出くわしました。
ダウン、マフラー、手袋、帽子と完全武装をしてとぼとぼ歩いている私達の
後ろから階段の廻廊を走って来る下駄の音が・・・
振り返ると、修行中なのか五人程の若い僧侶が走って来られました。
廻廊の途中にある仏さまにお参りをされ、また風のように走り去って行かれました。みんなで見とれていると、一人の僧の下駄の鼻緒が切れました。
僧はその下駄を持ったまま素足で地面をけって走って行かれました。
薄い衣に素足・・なんだかカッコイイ!!
それに引き換え怠惰に日常を過ごしている私たちは・・と反省しきりの朝でした。
でも、宿で頂いた朝食の美味しかったこと。みなさんも是非一度体験されてはいかがでしょうか。