総論:もう悩まない!摂食嚥下障害へのアプローチ
講師:岩山 和史 先生
日本老年歯科医学会 摂食機能療法専門歯科医師
日時:平成30年8月5日(日)
会場:大阪市社会福祉研修・情報センター
(ウェルおおさか)大会議室
主催:公益社団法人 大阪府歯科衛生士会
平成28年に不慮の事故(窒息)での死亡者が9485人。
その中でも気道閉塞を生じた食物の誤嚥が4870人。
一日13人の方が誤嚥で亡くなられているという現実に驚きました。
摂食嚥下=食べる機能として我々歯科衛生士は口の機能に関係しています。
そこで口の機能の診かたとして舌の汚れを診て口の障害に気がつく必要がある事。また食事の食べ方にも注意が必要なこと。障害は老化だけではなく、疾患(アルツハイマー型認知症・脳血管障害)が関わってくることなど口腔だけを診ていてはわからないことがたくさんある事が理解できました。
そこでこれからは長寿社会における歯科医療として、口腔内だけを診るのではなく、口の機能を診ながら最適な食事形態を指導したり、義歯と機能の調和を図ったり、舌の筋トレ計画の立案をしたりと幅広く連携をとりながら再考していく必要性があると感じました。
DH 田中 喬子